February 2009

February 28, 2009

特筆してなにもかにもただただただ。

なんだかどうしてか
よくわからないけれど
どうやらもうすぐ春のようで
まわりがざわざわ
あなたもざわざわ
わたしもざわざわ

まいにちすこやかにしずかにすごしています
あなたの不在だけがじゃっかんのしたたる理由です
そのての骨
まっすぐのびたなかゆび の
うちがわにある黒子

くすりゆびとこすれているだけなら
わたしに
くれればいいのに




「乱歩地獄」
愛 悪臭 痒い痛み 胸の曲線 雑談
ブリーフ ブリーフブリーフ ブリーフ ブー

「ヴィタール」塚本晋也
顔だけのセックス 馨しい死 密林のグリーン
骨に張り付く筋肉 愛しているならしめて 
首 絞められない首 愛に焦がれる タイル 体毛

「リリィ・シュシュのすべて」岩井俊二
昔私におこった事柄 懐かしい窓からの光
少年の首 血で綺麗になった手 精神がずれる感覚
恋を愛する 優しいリンチ 汚い女の子のようなおんな
大人は真実には気がつけない



at 04:26|Permalink

February 26, 2009

ようふくぐるぐる私もぐるぐる。

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面倒な揉め事がひとつ、片付く。
大事な話し合いだったので
一番大事なジャケットを着込む。

袖口を見るだけで元気になるジャケット。
大事すぎてあんまり着ないジャケットなのだが、
着たらやっぱりお前が大好きだ!と太陽に向かって吠えたくなった。
服は着てなんぼと思っているが、
これだけはどーしてもというのが数着あって
そのうちの一着。
ワンピースは2着あるのだが、どちらも全く同じデザインの色違い。
靴は飾るように買うというアホを繰り返しているから何足あることやら。

ふとお蔵入りのこ達でコーディネートしてみたらと考える。
・・・案外イケる。濃厚だけど。
誰かの結婚式でもあったら着ていくか。

しかし、やっぱり、座って皺になるのが耐えられないし、
煙草臭くなるし、汗染みもつくし、
もしかしたら酔っ払って何かこぼすかもしれない。
駄目だ、食べ物があるところは。

そうだお蔵入りバージョン違いたちを着ればいい。
寵愛たちに比べれば、
形はナンバー2だけど、素材、シリーズが同じとか
全く同型同色で履きつぶすように買ってある靴とかアクセとか。
そうすれば永久にお蔵入りは永久に現実に汚されない。

ん、ちょっと待って。
それじゃ、いつもと何も変わらない。
第一、ナンバー2位までしか買い物をしていない。
使いやすいかも、なんていう余裕な財布事情は、
よかった出逢えて。生きてて良かった、神に感謝!に押されて
全くない。駄目じゃん。


なんて事を揉め事終了後、帰りの電車でぐるぐるぐるぐる。
頭と神経を使いすぎて己はフリーズ気味のようだ。







at 16:44|Permalink

イロイロ。

なんかどーんと疲れてしまって
パソコン離れせざるを得ない状況にいます。
多分、気圧と状況変化。

訳あって今までとは違う駅に出勤しているのですが
その駅構内に青汁が売っていて、
好きでもないのに毎朝飲んでしまう。
・・・飲んだら元気になるかなーってさ。


私にとって一番疲れることは
へのへのもへじさんがあなたのことを○○って言ってたよ、とか
実はほにゃららさんが○○って言ってるんだけど、とかののようだ。
苦手らしい。確信した。

思い出してみれば、子供の頃から、
所謂おんなのこ同士の噂話が苦手だった。
いい年になっても苦手なものは変わらないらしい。
流せばいいのに不器用なものだ。
噂は本人の所に流れ出る水のようなものだから
なんの利益もないなら、くだらなくて悲しい。

出来れば、他人と話をする時に
これとあれが嫌いで、実はこんなことも駄目なの、よりは
これとこれが好き、だけどあれも好きだよ、と
好き軸で話をしていたい。
駄目駄目嫌い嫌いとずっと言っているとどんどん老けてしまいそうで、
尚且つ話の進展もないからつまらない。

女ひとりで年をとっていると、気をつけないと
否定軸での話ばかりになりそうで、
実は今、一番気をつけようと思っている事柄だったりする。
否定するなら理路整然堂々と、
肯定もデザートのように付け加えていきたい。


at 03:20|Permalink

February 19, 2009

死櫻、咲く。

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好きな人ができました。
以前から存じ上げていた方なのですが
お姿を拝見したことがなく、ここ最近、初めてお見かけしました。

神経質そうな手と痩せこけた頬に
ストライプのちょっと大きめのシャツがとてもお似合いで
どうしてよいものかおろおろとしてしまいました。
あなたの書く短歌はあまりにも悲しすぎ、そして孤独で、
読んだあとに暗い箱の中にぎゅうぎゅうと押し込まれたような、
そんな気さえします。
ただ、あまりにも完璧なので、きつきつの箱の中さえ、
お恥ずかしながら、心地よい。
「せつない」の完成形はあなたの文章なのかもしれません。
あなたの文章を揺れる電車で読むと、
がたんがたんと揺れるそれは母の心臓の音になり、
扉が開いたその先は生まれ落ちたこの世界のようで。

すでに鬼門に入られているとのこと。
冥界に行きお会いできればよいものですが、どうしたものか。
お慕い申し上げていることを
ずうずうしくもお伝えしたくて堪りません。

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[鑑賞済活動写真]

「双生児」塚本晋也
病院、白い肌、落ちる、汚れる、畳、布団、
白衣、朱、しきたり、秘密、緩い帯

「悪徳の栄え」実相時昭雄
襦袢、首輪、和洋折衷、乳首、海鼠、
赤い障子、黒髪、唇、舐められる指、完璧主義

「青い沼の女」実相時昭雄
秘密、監禁、沈む、病む、うなじ、
綺麗な二重、赤い障子、精神病院の拘束具、幽霊、想う

「ツイゴォネルワイゼン」鈴木清順
歯、舌、頭蓋骨、銘仙、白襟の黒いワンピース、
性欲の先、幻聴、病院のベットの上の裸の女、抱く、埋まる

「外科室」坂東玉三郎
真実、タイル、嘘泣き、躑躅、血、
長いふり(2尺)、顔の前で長い指を組む、染めの半襟、丸髷、日傘

「帝都物語 外伝」荒又弘
90年代初頭の独特なカット、繰り返す台詞、タイル風呂に差す光、
監視ビデオ、舞踏的な何者か、狂う、ぼそぼそ、白衣、汚れ、言い争い

「サイコ」
モザイクアリ、原作≪脚本、死体無し、造花、CG,
西園の長すぎる前髪、箱入り千鶴子無し、アンバー、
スレンダーで華奢な井園、サイコではなくノーマル


at 02:41|Permalink

February 14, 2009

贈り物。

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思いがけないプレゼント。
プレゼントというより、作品のレベルで恐縮です。

体毛はすべて白(只、光に翳すと若干蒼)、眼球はグレー、
深緑のタイにドビーストライプ生地の黒色のゆったりとしたシャツ、
襟はボタンダウン、白いハーフパンツ、
膝には絆創膏、紺色の靴下に黒い靴下止めをした
唇の薄い少年が

黒髪前髪あり、眼球はヘーゼル、
白に紺のラインがはいったセーラ襟のブラウス、
黒いパンツに茶色い靴、背中には使いふるした学生鞄を背負っている
睫長眺め、口は小さめの少年に渡すような贈り物だと

瞬時に電波を受信いたしまいた。



今日の風はいやに暖かい。
春の始まりを彷彿とするようなこのにおい。
いろいろな昔のことを思い出して
少しばかり切なくなりました。

at 02:11|Permalink