やっと普段の生活に戻りつつあります。
がっしり泣いたので、もう、結構元気。
七七日忌の日取りも決まって一安心です。

人が足りなかったので初めてお葬式の受付をやりました。
失礼があっては絶対にいけないと一生懸命やってみた。
お手伝いしてくださった方が経験者の方だったので
色々な質問をぶつけたり。
そういった常識をするりと出来る人はすごい。
ああいう風になりたいと心から思う。
学べる事は生きているからこそ出来ること。
死ぬまで学んでいたいです。


前回の日記で書いたばかりですが
念願の青い目のサクラビスクをゲットしました。



服がボロでかわいそう。
タックの入った白いワンピースを着せて
赤いリボンをつけたいと思っているのだがどうでしょう。
顔も経年の汚れがあるので拭いてあげなくては。

眠っている人と
死んでいる人の睫は違う。
死んだ人の睫はなぜか震えていて、そしてウエットだ。

目蓋が二度と開かないのを知っているかのごとく、
睫は死を主張する。
目蓋の下に眼球の白く濁った瞳孔が開いているのを主張する。
あまりに睫は震えるので、そおっと頬を撫でると、
お豆腐のようできもちがいい。
ひんやりひたひたふるるるる。
頬やおでこや髪をぺたぺた触る。
ひんやりひたひたふるるるるるる。


そんな訳で新年早々ですが、
子供の時から同居していた祖父が亡くなりました。
明日がお通夜、明後日がお葬式。

祖母やお師匠さまや友人がパタパタと死んでいくと、
死との向き合い方に真摯にならざるをえない。
いつか自分が喪主になる時にはしっかりやれるのでしょうか。
嫌なものです。

「死」というキーワードは私にとって、
生きるための大きな鍵でありながら最大の弱点です。
あんなにも心が震えて、痛くて、尚且つドーパミンが出るものはないから、
本当に何より怖いし、何よりも気になる。
美しいと思っていた「死」が、なまなましい以外の何物でもないと思う時、
川底にあるような抱えきれないおおきな何かが降り注いでくる。
すべてを受け止めたいと思うが、非力すぎてどうしようもなく、
本当にむずがゆい。
悲しいやせつないと片付けられないこの感情は、どこからくるのか、
それが知りたい。


しっかり自分の足でたって生きる。
それが2010年の目標です。

気が付いたら今年もあと2日。
今年2009年は考えてみたら、病院と引越しの年でした。
引越し2回、通院見舞い含めて3件。
半年に一度のペースで引越し、
4ヶ月に1度は病院の計算になる。ゲロゲロ。

最近もまた転んだし。
渋谷駅の階段で、以前、ゴロゴロと転がるように落ちた階段があって、
気をつけようと思いながら降りたが、また、落ちた。
しかも同じ場所で。
磁場が合わないとしか思えない。
また、昔のように、バックリいってたらどうしようと
恐る恐る右膝を見ると、バックリというよりはパックリ程度。
良かった良かった。
自力で余裕で治る傷のサイズであった。
のちに腫れてはきたが、転んだのだからこんなものだろう。
痛いのとつらいのは違う（と信じてる）。

でもね。
2009年は本当に、友人に恵まれた年でもあった。
とてもいい酒が呑めたし、書けないような話もたくさんしたし、
いろんなことを教えてもらった。ありがたい。
だから引越しも通院も乗り越えられた。

しかもね。
本当によく買い物もよくした。
おもちゃからビスクから家具から骨董まで。
服は今までに比べれば買わなかったかなあ。
あ、きもの買ってるか。

家具を買って、部屋の大掃除をした。
2010年からは可愛いだけでは買うのをよそう、と決めた。
可愛いものはいっぱいあるもの。
出逢って連れて帰っていては、部屋がいくつあっても足りないよ。

でも骨董はねぇ、ここで逢ったが100年目！！になるから困る。
恋だと思う。瞳孔が開く感じがするから。
今年は念願のサクラビスクの子とも出逢えた。
来年は超念願の青い目のサクラビスクに出逢いたい。

すでに本末転倒気味だが、これから、物をどんどん減らそうと思います。
年のせいか、物に吸収されるパワーが厳しい。
何にもないがらんとした部屋にベッドと人形と骨董だけ置いて眠りたい。
あ、本は置く。医療器具も置く。靴も置く。
もちろん、十字架も鳥籠も鉱石も置く。
・・・・・・・。

念願のきつねさまがご到着。



顔が好みすぎてまっしぐら。
襟巻きじゃなくても買ったかも。
感じ悪くて気品高くて孤独そうで理想系のきつねさまでした。
教えてくれた友人よ、迷惑をかけた友人よ、本当にありがとう。

しっぽがもふもふなのよ、耳がふにふになのよ。
きつねさまよ、我が命終るまで、一緒にいよう、約束だ。

という訳で無事引越しできたのでしょうか。不安。
・・・使い慣れないせいか、このブログ、嫌です。
使いにくい。

もしかしたら、またまた、お引越しかも知れませんが
その時はよろしゅうごひいきに。